Loutusさん作「AVALON-complete-」「FAIRY TALE」

RSO2配布開始から2週間以上が過ぎ、今になって紹介する意味は殆どありませんが、
様々な方面から沢山の魅力が詰まったRSO2、まだまだ紹介していきますよー!

Loutusさん作
AVALON-complete-
FAIRY TALE


というわけでRSO2作品紹介第四段はLoutusさん製作の二作、AVALON-complete-とFAIRY TALEです。
製作者のLoutusさんは以前よりRSwikiのスクリプト講座の執筆、並びにサンプルの製作、
アップローダにてキャンペーンミッションの配布等盛んに活動された方です。
今回の出展作品の一つAVALONは、それら活動時に製作されていた作品を一つにまとめたものです。
対しFAIRY TALEはRSO2出展用の完全新作。
共にゲームとしての完成度が高くボリューム満点となっております。




まずはAVALON-complete-。
こちらは先ほど述べたとおりRSO2以前より配布されていたAVALON、AVALON2をそれぞれ繋げた内容になっています。
元々それぞれにストーリー上の繋がりはありませんが、登場人物を一括、2つの戦争を同じ国の間にする等僅かな変更で見事に繋げております。
WARLOK隊の隊長となったプレイヤーが仲間と共に二度に渡る大戦を潜り抜けていく…ストーリー自体はこんな感じです。

この作品…というよりもFAIRY TALE含めLoutusさんの作品でまず話さなければならないことは







非常にカオス














主に黒い意味でwww








ということでしょうw


明らかに現実の時事問題を意識した風刺ネタ、残虐な戦争表現、ネットを騒がせた(主に祭り)ネタ、etc...
それらを余すところなくつぎ込まれたものがLoutus作品といえるでしょう。

正しくごった煮w





2作合わさったことでカオスな部分も大分増しております。
それが如何程なものか、口で説明するのは難しいので実際にプレイしてお確かめください。



次にFAIRY TALE。
こちらも二国間の戦争を小隊視点でプレイする作品。
ネタに走っていたAVALONよりもストーリー部に凝っており、本編の他テキストコンテンツも配布されています。
…やはり黒い部分は減っていませんがw


2作ともネタが目立つせいで陰りがちですがシステム面にかなり凝りがあります。

AVALON-complete-には「僚機指示システム」が搭載されています。
これは機銃ボタンを押すことによって僚機に攻撃目標の指示を送ることができるシステムで、RS本編よりも深い戦術を考えることができます。
使用不能になった機銃の代わりに各パイロンに機銃系の武装が搭載出来るようになっているため格闘戦も問題ありません。

FAIRY TALEには「特殊兵装システム」が搭載されています。
機体ごとに特殊機能が備わっており、武器変更ボタンを押す事によって効果発動。
特殊機動から弾薬補充まで、様々な効果を発動します。
また、本作には機銃の砲身加熱が無い代わりに残弾制限があり、
連射速度の変移はありませんが常に丸腰になる緊張感と背中合わせに。

両作の機能は皆さんご存知のエースコンバットシリーズに搭載されていたものです。
元々RS自体同人版エースコンバット2を目標に製作されていたものなので、同作に近くなればなるほど良いのになと思われたプレイヤーも多かったと思います。
それをスクリプト機能が搭載されたとはいえ実現してみせたLoutusさんはかなり凄いかと。


話は変わりますが、某氏からの情報によると昨夜の空戦会にて新人さんが2名来られたとの事。
3rd発売から2年。
低迷の一路を辿るものと思われたRSですが、その底力は侮りがたいようです。
今回紹介したLoutusさんの作品のように、「スクリプト技術次第でこんなことも出来る!」といったことをもっと広められたら、再び日の目を浴びられるのかも知れませんね。
そういった意味でもこの2作はとても良い作品だと思います。
今後も作者様の御健闘をお祈りします。




次回はオンラインを除くとRSO2最後の紹介になるDragonさん作OmegaForceを掲載予定。